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美容専門学校を詳しく紹介!美容学生の就職活動まで

「人をキレイにする仕事がしたい!」「コスメやメイクが好き!」という想いはあるけど、それを活かすにはどのような職業があるのか、どのような学校がいいのか悩んでいる方もいると思います。そんな方におすすめなのが、美容に関することを学べる美容専門学校です。ヘアメイク、ネイル、エステ、着付けなど、美容に関して幅広い専門知識と技術を身につけることができます。ここでは、美容学校の情報や、美容関係の職業に就くまでの流れなどをご紹介します。

新学校案内パンフレット

 

≪美容師になるまでの流れ≫

美容養成施設には、専門学校と短期大学、大学があり、美容師を目指すなら、高校卒業後はそのいずれかを目指すことになります。今回は「美容師」を例にあげて、高校卒業後、専門学校に進学して美容師免許取得までの主な流れをご紹介いたします。

美容師になるには、美容師法に基づいた「美容師免許」を取得しなければなりません。美容師免許は、厚生労働省が指定する美容養成施設の必要課程を修了し、美容師国家資格に合格すると取得できます。美容師の国家試験には、筆記試験と実技試験があり、筆記試験では、美容師に必要な知識(関係法規制度、衛生管理、美容保健、美容の物理化学、美容理論など)の問題が出されます。実技試験では、ウィッグを指定された髪型通りにカットできるか、衛生上の基礎知識がどの程度身についているかなどが審査されます。美容師国家試験は、夏と冬の年2回行われ、近年の合格率は、夏は約60%、冬は約90%になっています。

◆ネイリスト
日本ネイリスト検定試験センター技能検定試験、JNAジェルネイル技能検定試験

◆エステティシャン
日本エステティック協会「認定エステティシャン」、日本エステティック業協会「AEA認定エステティシャン」

《美容学生の就職活動の進め方》
美容学校の就職活動は、1年次の冬頃からサロンが学校を訪問して1年生向けの説明会を行います。2年次になると、4月頃から本格的な就活が始まり、学校で開催されるガイダンスや外部での就職フェア、面接などが行われます。就職活動では、自分がどういう仕事を目指しているのか、希望するサロンの人がどういう思いで働いているのか、サロンの目指している方向性などを知るためにも、できるだけ説明会やサロンの見学にいきましょう。

◆専門卒と短大卒の違いは?
美容養成施設には、専門学校と短大という2つの選択肢があります。どちらも学ぶ期間は2年間なので「同じなのでは?」と思われるかもしれませんが「美容に関する知識や技術」とそれ以外の授業の割合が違います。

◆専門学校の場合
専門学校は「美容に関する知識と技術」が中心になります。9時~16時頃の時間帯で行われます。2年間通って学科と実習合わせて2,000時間以上の授業を受けることで、国家試験の受験資格が得られます。授業内容は、国家試験対策が中心で、専門講師による指導のもとで十分な技術と知識を身につけることができます。

 

《美容専門学生の就職先・活躍できる場所とは》
美容師の就職先として代表的なのは美容室(ヘアサロン)ですが、その他にも美容師免許を活かして活躍できる場所として、ヘアメイク関連の事務所やヘアセット専門店、ヘアカラー専門、結婚式場などがあります。

メイクアップアーティストが活躍できる場所は、テレビ局やテレビや映画、CM、雑誌などのスタジオ撮影やロケ現場、劇場、美容室、結婚式場、ホテル、百貨店などがあります。就職先としては、化粧品メーカーやブライダルサロン、ヘアメイク事務所などがあります。

ネイリストが活躍できる場所は、ネイルサロン、美容室、結婚式場などがあり、これらの場所で正社員として勤務するか、フリーランスとして外注の契約を結んで働く方法があります。


 

《美容職のワーク・ライフ・バランスへの取り組み》
最近では、仕事とプライベートが両立できる職場の実現(ワーク・ライフ・バランス)に関心が高まっていますが、美容職においても、色々な取り組みが検討されています。

・ノー残業デーの実施
・施術20分後までに退社(残業削減)
・勤務間インターバル制度
・休み方改革
・社員旅行

ワーク・ライフ・バランスは働くモチベーションの向上にもつながってくるので、就職先を探すときにその会社の取組を確認してみましょう。


《新型コロナの就職における影響》

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でその後は、マスクの着用やソーシャルディスタンスをとること、業務のオンライン化が生活の中で浸透してきています。今後は、これまでのようにイベント会場に人を集める就活フェアは少なくなり、家や学校からオンラインで参加できる就活も増えています。

厚生労働省が発表した2019年度の美容室は、全国に25万店舗以上あり、コンビニが全国に5万件以上なのに対して、美容室の件数は約5倍。数字だけ見ると美容師資格を持っていれば就職先を見
つけやすい業界とも言えるでしょう。

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美容師と理容師の違いって何?》
美容師も理容師も国家資格を必要とする職業ですが、法律上に違いがあります。

◆美容師:美容師法(第2条第1項)
“この法律で「美容」とは、パーマネントウエーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをいう。”法律で顔剃り等の施術が許可されていなので、顔剃り等のシェービンを行うことができません。

◆理容師:理容師法(第1条の2第1項)
“この法律で理容とは、頭髪の刈込、顔そり等の方法により、容姿を整えることをいう。”理容師は電気や薬などを利用して髪の毛が長時間ウェーブするようなパーマを行うことができません。

 

今回は、以上のなります。美容師についてお悩みなどありましたら、お気軽にお問合せください。

 

大村美容ファッション専門学校
入学事務局