OMULA BLOG

好きなことを仕事にする!美容師になるには?

美容師ってどんな仕事

1.美容師ってどんな仕事?

 

美容師という職業は、美容室やヘアサロンに来店したお客様一人ひとりにカウンセリングを行い、好みや髪質に合わせて魅力的なヘアスタイルに仕上げる技術者のこと。
仕事内容は髪の毛のシャンプー、ヘアカット、パーマ、カラーリングが基本ですが、美容室によってはもっと幅広く、メイクや着付け、ネイルケア、全身美容など美全般のお手伝いをする場合もあります。
似た職種に理容師が挙げられますがこれは違う職業。法律によって施術できる内容が異なります。
さらに全国的に有名な美容師は専門学生への特別授業や美容師対象のセミナーをはじめ、ファッションショーや雑誌の撮影で活躍する人も多いことが特徴です。

美容師という職業

2.美容師の魅力ややりがい

 

実際に美容師として活躍されている方から聞くことが多い、美容師の魅力ややりがいについてご紹介いたします。

美容師の魅力

①目の前にいるお客様に喜んでもらえる

美容師の最大の魅力は、接客したお客様が喜ぶ姿を見られること、そして直接「ありがとう」と言ってもらえることです。
お客様が美容室に来店する理由は様々。「髪が伸びてきたから整えるため」「気分を変えたいから」「おしゃれしたいから」など、きっかけはお客様ごとに異なりますが、見栄えを良くしたいという思いは変わりません。
お客様の希望を汲み取り、磨いてきたセンスと技術でお客様に満足してもらえると、美容師になってよかったことを実感できるという声を多く聞きます。

②色々な人と話し、長年のお付き合いができる

美容室や美容院、ヘアサロンには、子どもからお年寄りまで幅広い年齢・性別様々なお客様が訪れます。
さらにお客様の職業も様々なので、美容業界以外のお話しができることはコミュニケーションが好きな方にとっては魅力的です。さらにお客様にリピーターになってもらうことができれば、美容師を続ける限り何十年先までお付き合いすることができ、結婚式などの人生の大イベントでも、お客様を美しく魅力的に魅せるお手伝いができます。


③自分のアイデアを形にできる

自分の経験や感性に基づいた、お客様に似合う髪型のアイデアを形にできることも大きな特徴。
お客様の中には「イメージはないけどオシャレな髪型にしたい」という方もいらっしゃいます。
お客様の服装や雰囲気に合わせ、髪の長さ・髪色・パーマなどを提案し、お客様をプロデュースすることができます。
自分のクリエイティブのセンスを発揮し、誰かを笑顔にできる、やりがいにあふれた仕事です。

④いつまでも楽しくスキルアップすることができる

日々変わっていく世の中のトレンド。美容に関する最新情報も、時代とともにアップデートされていきます。さらにお客様のファッションや希望するヘアスタイルも変化していくため、常にトレンドの勉強・研究をしておく必要があります。まさに美容師は、ゴールがない仕事だといえそうです。しかし、オシャレが好きでファッション雑誌などをよく読みトレンドに敏感な人の中には、勉強という感覚ではなく自然と情報を取り入れて実践している人も多く、楽しく学び成長していけるはずです。

他にもフリーランスとしての活躍を目指す方、独立して自分のサロンを開業したい方は経営的の勉強、ヘアメイクアップアーティストとして仕事をしていきたい人はメイクの勉強など、自分のキャリアに合わせて学び、いつまでも成長することができます。


3.美容師になるために必要なことは?

美容師になるためには、まず「美容師免許」という国家資格を取得する必要があります。
そしてこの国家試験は受験するために条件があり、専門の学校の卒業が必須となっています。試験はもちろん簡単ではありませんが、資格取得だけがゴールではありません。

美容師免許

美容師としてさらにトップを目指すなら、美容師免許に加え、持っていると役立つ資格があります。この記事では代表的なものをいくつかご紹介します。

●着物や浴衣の着付けができる、「着付け技能士」国家資格

●ヘアケアの悩みに対して適切なアドバイスを行う「ヘアケアマイスター認定試験」

●色彩感覚を磨く「色彩技能パーソナルカラー検定」「パーソナルカラリスト検定」

●メイクアップのスキルを磨く「日本メイクアップ技術検定」「メイクセラピー検定」

他にも、リラクゼーション系や健康に関連した資格なども、提案力をつけるためには役に立ちます。情報収集をして、どんな資格が必要かを選択していきましょう。
上記の資格に加え、美容室に勤務した時、お客様の希望に合ったスタイリングができる提案力や技術力。そしてトレンドをいち早く察知し、上手に取り入れたスタイリングができる瞬発力など、美容師としてのスキルとセンスを磨いていく必要があります。

4.資格を取るにはどうすればいい?

国家試験を受験する方法には条件があります。その条件とは美容学校を卒業していること。美容学校と一口にいっても、さまざまな種類があります。
国家資格を受験するには、厚生労働省の課した条件を満たしており、なおかつ厚生労働大臣の認可を受けた厚生労働大臣が指定する美容師養成施設を選びましょう。
「ヘアメイクスクール」や「ビューティーカレッジ」等、学校や美容に関する名前がついていても、厚生労働省の認可を受けていない学校では、美容師国家資格の受験資格を得ることはできません。
認可を受けている学校は「厚生労働大臣指定校」などの明記があるので、事前によく確認しておきましょう。オープンキャンパスなどに参加し、直接確認するのもおすすめです。

美容師になりたい

年齢制限はありません

「美容師になりたいけど、ちょっと遅いかな…」という方も安心してください。美容師国家試験受験には年齢の制限はありません。
しかし、資格受験の絶対条件に「美容学校を卒業していること」が定められているため、美容師免許を取得できるのは美容学校の高等課程を卒業できる18歳以上になります。

資格は高卒以上じゃないと取れない?

免許さえあれば、美容師にとって学歴はとくに関係ありません。
しかし、大前提として国家試験の受験条件である「美容師養成施設のカリキュラムの修了」を満たす必要があります。
そして多くの美容学校や専門学校では、入学の際に「高校卒業以上」を受験資格に掲げていることが多いです。
もし、中学校卒業という学歴も美容師を目指すなら、高卒認定試験を受けて美容学校に入学する、または数は少なくなりますが学歴を問わない美容学校に入学するなどの手段があります。

5.美容学校の種類

法律で定められた美容学校に通い無事卒業することができれば、国家試験を受験できます。ここでチェックしてほしいのは、美容学校の種類です。美容学校の種類によって就学年数や特長が異なります。
国家試験の受験に必要な就学年数と美容学校の種類をご紹介します。

国家試験の受験

☑昼間課程

全日制の学校と同じように、朝~昼の時間帯に授業が行われる学び方。2年以上の就学で国家試験の受験資格が得られます。
学校の特長によって異なりますが、筆記や実技を基礎から学ぶ授業以外にも目的別に自分の気になる科目や分野を選択し、勉強できる学校もあります。「カラーリストになりたい」「作品作りに集中したい」など、美容師として極めたい道があるのなら、どんなコースや専攻があるのか、学校選びの際に忘れずにチェックを。また、多くの昼間課程が国家試験の合格に力を入れているため募集定員も比較的多く、就職活動の際の志望動機の添削、面接指導まで手厚くサポートをしてもらえます。

☑夜間課程

夕方、または夜から授業が始まる課程です。こちらは、最短で2年間の就学期間で国家試験の受験資格を得られますが、カリキュラムの組み方や1週間当たりの授業数によって、卒業にかかる年数が異なります。昼間に仕事をしながら、夜は学校という生活スタイルで通学する人も多いようです。専門学校の中には、サロンでのアルバイトを紹介してくれる学校もあるため、こちらも進路選択や学校選びのポイントになりそうです。

☑通信課程

年に数回の通学で卒業を目指す過程。具体的には、日本理容美容教育センタ―が行う通信レポート提出と、各学校が行うスクーリングという面接授業への出席が必須となっています。
通学日数が少ないこともあり、3年以上の就学で国家試験を受験できます。そのため、卒業までの期間は長めにかかりますが学費が圧倒的に安い点がメリットとしてあげられます。
昼間課程で他の学科を学びながら、美容師国家資格は通信課程で学ぶというWスクールを選ぶ人や、美容室で見習いとして働いて給料を得ながら通信過程で国家試験にチャレンジするという人もいるようです。

☑高等専修学校(高等課程)

高等学校卒業と同等に資格を取得でき、美容師国家資格の取得も目指せる課程です。卒業までの期間は一般的に2年から3年間程度。昼間に授業を行う学校もあれば、夜間課程のみという学校もあります。高等課程の認可を受けている美容学校の場合は、美容師養成施設としての教科のほかに一般の高校生が履修する教科も学ぶことできます。中卒者または高校中退者も入学が可能です。

6.試験の流れ

国家試験は1年に2回開催されます。
春期は主に1月下旬~2月上旬頃に実技試験、3月上旬に筆記試験が行われます。秋期は7月下旬~8月上旬頃に実技試験、9月上旬に筆記試験が実施されるケースが多くなっています。
また2024年4月以降に新制度に移行され、現行制度下での試験は2021年までとなります。ここでは、新制度の試験をベースに内容をご説明します。

▼筆記試験

美容師国家試験の筆記試験は、問題すべてが4択問題のマークシート式。出題される55問うち、「正答率が全問中60%以上」が合格基準となります。マークシートのずれや塗り忘れには注意が必要です。

▼実技試験

実技試験は大きく2つに分けられ、「美容技術審査」と「衛生実技審査」があります。カットやセットの技術をチェックされる「美容技術審査」では課題が2つあり、第一課題が「カッティング」、第二課題が「セッティング」です。

7.美容師国家試験の難易度

 

医療業界で働く看護師と同じ国家試験という枠組みだけあって、試験は簡単ではありません。

2020年の全国平均合格率は85.1%。年度によって波があり60%を下回る年もあります。それでも、他の国家資格と比較すると高いと感じる方が多いようです。

ちなみにオオムラの国家試験合格率は、2018〜2020年で96.8%!合格に向けたサポートもしっかりしています。

【オオムラが大切にしている国家試験対策】

●国家試験を知り尽くしたベテラン教員が徹底サポート

●1年次から合格レベル以上を意識したカリキュラム&コンテスト

●本番と同条件で行う模擬試験(実技・筆記)

●授業時間外でも個別に技術指導

●オリジナルテキスト&問題集を使用した筆記試験対策を実施

学校を選ぶ際は国家試験合格率の高い学校を選ぶことも重要です。

8.美容学校卒業後の未来

美容学校の卒業後の働き方は一つではありません。自分の働き方や目的に合わせて働くことができます。

■アシスタント

多くの美容学生の就職先は、美容室やサロンです。まずはアシスタントとして現場で経験を積んで業務を覚えるところからスタート。将来的にスタイリストを目指します。

アシスタントの主な仕事内容は受付や会計などの「接客」、道具の準備・洗浄、清掃やシャンプーなどの「店内業務」、さらにマッサージ、カラー・パーマ補助など「スタイリストのサポート業務」が中心となります。シャンプー、マッサージ、カラー・パーマ補助などのサポート業務は、それぞれお客様に直接触れることになるため、企業や店舗、オーナーによるテストが行われるケースが多いです。

 

■スタイリスト

シャンプー、カット、カラー、パーマ、ヘアセットなど、店舗のメニューをトータルで行えるのが、スタイリストです。スタイリストデビューまでの期間がありますが、アシスタント期間を経ておよそ3年前後かかるといわれています。先輩の技術をすぐそばで見ながらアシスタントをするうちにお客様との信頼関係を築き、今何が求められているのか考えられるスキルを養う必要があります。

店舗によっては、アシスタントの次にJr.スタイリスト(ジュニアスタイリスト)、スタイリスト、トップスタイリストと細かく役職を分けている場合もあり、経験やスキル、独自のテストの結果、商品販売の売上など、さまざまな基準によって昇格します。

 

■サロンオーナー(独立開業)

「いつか自分のお店を持ちたい」と、独立開業する美容師も多いです。オーナーとして独立すれば「自分が本当の良いと思った理想の店舗・サービスを追求できる」「売上が上がれば、収入もアップする」など、メリットもたくさんあります。大変なこともありますが、やりがいは十分。タイミングは人によって異なりますが、30歳前後で独立開業をする人が多いという声もあります。

 

■フリーランス美容師(面貸し)

美容師の中にも、フリーランスとして働く人が増えていて、今後も増え続けることが予測されています。独立開業と違い、個人事業主として美容室のオーナーと業務委託契約を結んだり、フリースペースと契約して席をレンタルして仕事する人もいます。美容室のオーナーも、お客様が入らない空いた時間や余っている席を貸すことでプラスの収入を得ることができ、お互いにメリットの多い働き方です。フリーランスの美容師の魅力は、「場所や環境を問わず働けるので、東京進出がしやすい」「勤務時間を自分で決められる」「店舗を持つことなく働ける」などが挙げられます。

 

■派遣美容師

フリーランス美容師に次いで自由度の高い働き方ができるのが、派遣美容師。派遣会社に働きたい時間や曜日などの条件を伝え、マッチングした美容室を紹介してもらいます。短期契約での勤務が可能であったり、労務管理を派遣元の会社が行ってくれたりと負担が少ないことが特徴です。

 

 

■ヘアカラーリスト

カラーリングの高いスキルを活かして、美容室またはカラー専門店で働きます。若者の間でブームになっている色鮮やかなハイトーンカラーなどのおしゃれ染めから白髪染めまで、幅広いニーズに対応します。施術するには「美容師免許」が必要です。

 

■アイリスト

アイリストとは、まつ毛エクステンションを専門に行うプロのこと。完成している人工まつ毛を地まつ毛に1本ずつ植毛していくメイク方法です。この技術は美容行為にあたるため、施術するには「美容師免許」が必要です。

 

■メイクアップアーティスト

ブライダルの現場や成人式など、一生に一度の特別な日に、美を引き出すためのヘアメイクを行います。中には、モデルやタレントのヘアメイクを担当するため、テレビや雑誌の撮影現場で活躍する人もいます。

 

■エステティシャン

痩身や美肌ケアなど、目的に合わせて全身のトリートメントやケアを行います。必須の資格は特にありませんが、人の肌に直接触れるため、美容学校ではエステティックの基本や衛生管理、皮膚科学などを学びます。美容師免許は必須ではありませんが、取得していると就職活動の際にアピールポイントになります。

 

■ネイリスト

さまざまなデザインで、指先を鮮やかに彩るネイルのプロフェッショナル。マニキュアやジェルを使用して、ネイルの装飾を行うのはもちろん、健康的な爪を維持するためのケアも行います。ネイリストになるには、一般的に民間資格を取得してサロンに就職する人が多いです。施術の差別化をはかるサロンが増えているため、まつ毛エクステンションが行えるなど、専門的なスキルをプラスで持つことで求められる美容師になれます。

 

■着付師

着物などの和装、ドレスなどの洋装の着付けをおこないます。勤め先としては、美容院や写真館、呉服屋、結婚式場など。成人式や卒業式シーズンなどの繁忙期に、期間限定で着付けを行う美容師もいます。資格は必須ではありませんが、「着付け技能士」の国家資格保持者やヘアカット・ヘアセットを行える美容師は歓迎されます。

 

9.実際に美容師になった人の声

最後に、美容師として働いているオオムラの卒業生の声をご紹介します。実際に働く人から見た美容師の魅力をチェックしてください!

卒業生が感じる美容師の魅力

【卒業生が感じる美容師の魅力】

髪を通して人と人がつながり、会話や技術を通して人が笑顔になれる最高の仕事です!
結婚・出産を経てもずっと仕事ができ、努力次第で道を切り開いていける仕事!
美容師は毎日が楽しい!
結婚式などお客さまの人生の節目を関わることができる!
たくさんの人をハッピーにできる最高の仕事です。
毎日お客さまから「ありがとう」が聞ける仕事です。

大村美容ファッション専門学校の美容科のページはこちら

大村美容ファッション専門学校のトップスタイリスト科のページはこちら