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パターンメーキング技術検定について / 福岡服飾学生

今回は、詳しく「パターンメーキング技術検定」について説明します。

パターンメーキング技術検定は、日本ファッション教育振興会が主催しているファッション産業におけるパタンナーやデザイナーを対象とした資格試験です。パターンメーキングは、デザインされた衣服やアパレル商品を実際の型紙に変換する技術であり、ファッション業界において重要な役割を果たしています。


この検定は筆記試験と実技試験の2つのセクションから成り立っています。

1)筆記試験:
筆記試験では、パターンメーキングに関する理論や基本的な知識が問われます。以下は一般的なテーマの例ですが、具体的な試験範囲は試験ごとに異なる場合があります。

・製図法: 衣服のデザインや寸法を元に、正確な型紙を作成するための製図技術に関する問題が出題されます。
・縫製技術: 衣服を縫製する際のステッチや仕上げに関する知識が求められる場合もあります。
・素材の特性: 異なる素材の特性を理解し、それを考慮した型紙作成ができるかを問われることがあります。
・サイズの考え方: 体型やサイズに合った型紙作成の手法についての問題が出題されることもあります。

2)実技試験:
実技試験では、実際に型紙を作成する技術力が評価されます。デザイン案やスケッチを元に、指定された期間内に正確な型紙を作成する能力が問われます。実技試験は、手縫いまたはパターンメイキングのソフトウェアを使用して行われる場合があります。

パターンメーキング技術検定は、ファッション産業における専門職としてのスキルを証明するための資格であり、ファッションデザイナーやパタンナーとしての就職やキャリアアップに役立ちます。また、検定合格者には検定証書が授与され、実績として履歴書に記載することができます。

パターンメーキング技術検定に挑戦する場合は、専門学校やファッション関連の教育機関での学習や対策講座を受講することをおすすめします。十分な準備をして臨み、ファッション業界でのスキル向上に努めてください。

大村美容ファッション専門学校
ファッションクリエイター科